工場や調理場など、油が付着した面に強力な粘着力を発揮するラベル「S-5179」

油が付着した面にラベルを貼って、剥がれた経験はありませんか?

油面用ラベル「S-5179」は、一般的なラベルでは粘着力が発揮できず貼り付かない各種油面に強力に貼り付く、熱転写プリンター用白色ポリエステルラベルです。使い方は、油で汚れた表面を拭き取り、貼り付けるだけです。

特徴

S-5179は、銘板、部品管理用ラベルとして使用されている通常のポリエステルラベルより強い粘着力を持ち、一般的なアクリル系粘着材では強度を発揮しない各種油面にも強固に貼り付き、簡単には剥がれない特殊な粘着材を使用しています。

粘着力を検証してみました！

工業材料に関する国際試験規格ASTM D1000 に基づき、国内外で広く使用されている当社の白色ポリエステルラベルB-423、ポリエステルラベルB-435Aと油面用ラベルS-5179の粘着強度を測定してみました。

以下がASTM D1000に基づいた粘着強度の試験方法です。

1. 幅25mm 長さ100mmにカットしたラベルを金属パネルに貼り、5ポンド（約2kg）のローラーでラベルを圧着する
2. その後、24時間室温にて放置する
3. 12インチ（305mm）/秒でラベルを180°方向に剥がし、ラベルが剥がれる力を測定する

結果A：油を塗布していない平滑なパネル面での粘着強度

油を塗布して無い平滑なステンレススチールパネルに貼った、当社製品の粘着強度の測定結果です。 S-5179はB-423やB-435Aと比較して粘着力が強いことを示しています。

結果B：5種類の油を塗布したパネル面での粘着強度

液体の油はパネルに数滴垂らし、固体の油は少量を取りパネルに付け、両方共、油が全体に行き渡るようパネル表面を拭き取り伸ばしました。その後、S-5179を貼り付け24時間放置後、粘着強度を測定しました。尚、B-423とB435Aは24時間放置後も計測するには十分な粘着強度が無かったため、ここではS-5179の結果のみを提示します。 各種油面に対する24時間後の粘着強度については、全てで80N/100mm以上の強度を維持しています。この値はB-423やB435Aで油を塗布していないパネル面に貼り付けた時より強い粘着力となります。

印字方法とリボン

ラベル印字には熱転写プリンタが必要となります。また、印字用の推奨リボンとして、油面にはR6000シリーズリボン、エタノール面ではR6200シリーズリボンを推奨します。なお、購入前にはS-5179のサンプルを入手し、お客様が実際の使用される環境下でテストを行ってください。